最近小型犬のトイレのトレーニングや留守中に騒ぐ犬のトレーニングのために監視カメラ(集音マイクつき)を購入しました。結構な値段だったのですが絶大な効果を発揮しております。
監視カメラのよいところは犬の本来の行動が確認できるところです。つまりそれに合わせてタイミングよく誉めたり、してほしくない行動を未然に防ぐことが出来ることです。
例えば人がいる時にはシーツの上にちゃんとできるけれど、いない時には違うところでしてしまったりする犬でも違うところにしそうになったらそれを未然に防ぐことが出来ますし、きちんとできたらすぐに行って誉めてあげて片付けてあげてることができます。また人が出かけてしうと暴れ回ったりしてしまうというワンちゃんの行動もグッドタイミングで制止できるのです。
今までは犬の行動を読んでサークルの広さ、寝床の位置、ペットシーツの広さや位置を考えて設定し犬が自然に覚えてくれるのを待つという具合でトレーニングをしてきたのですが(たいていはそれで覚えますが)、それでは絶対に覚えられないというワンちゃんに頭を悩ませていたのがきっかけでした。基本的に機械に頼るのは好きではないのでなるべく使わないようにしていたのですが「もうこれは科学の進歩に頼らざるを得ない」というところまできてしまっていたのです。
とにかくそのワンちゃんは人の姿が見えなくなるとそわそわして1時間でも2時間でも動き回っているという落ち着きのなさでした。通常のトレーニング(徹底無視や服従訓練)でだいぶ落ちつきは出てきたのですが今ひとつしっくりくるものがなかったので監視カメラを使い始めたところ今まで以上に落ちいついていられる時間が長くなってきました。
それとおしっこ・ウンチをどうしてもシーツの上でしようとしないのです。ですから監視カメラでワンちゃんの行動を監視し違うところにしそうになったら犬の所へ行き「ちゃうちゃうそこやない」(なぜか関西弁)とすばやくシーツの上に誘導するということを繰り返していたらかなりの確率で成功するようになってきました。
よくしつけのマニュアル本にはペットシーツのうえにできたら誉めてあげれば覚えましょう。決して叱ってははいけませんなどと書かれていますがそれはそれで覚えてくれる犬に限っての話です。誉めるだけで覚えてくれるなら誰も苦労はしないのです。一日中見ていられるのなら話は別ですがほとんどの人が見ていないところでもシーツの上でできるようになってほしいと願っているのです。その“見ていない時”を作り出すのが監視カメラです。
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