1、生後4か月 ご近所しつけ教室 2回完結のトレーニング(60分×2)。
2、生後6か月 お咬みはじめ
ご近所しつけ教室 3か月間で全5回のレッスン。
3、2歳 依然として「咬む」問題が続く。
咬む原因が分からず初めてネットで検索をして、トレーナーを探す。大手トレーナー派遣会社にヒット。
「咬む犬にも有効だった」「体罰は使わない」という利用者の声を信じて依頼。
1年間で、4回程来て頂いて、「問題行動」についてお話しする。実技無しのカウンセリングONLY
ふすま破りと食器を見張る行為には一時的に効果あり。
4、3歳
物を守ろうとして咬む以外にも、咬むことが増え、大手トレーナー派遣会社に引き続き相談するものの、その原因解明・問題解決に至らなかったので打ち切り。
5、自宅から通えそうな「警察犬訓練所」にメールで問い合わせ。
「咬み犬への矯正訓練 一時間 1万円」とのお返事を頂いたが、1時間では解決しないこと、どのような訓練内容なのかも全く説明がなかったので、ただオスワリ・フセなどを習ってもだめなのではないかと思い、お断りする。
6、距離的に通えそうな場所で本も出している高名?なトレーナーさんに、HPのメールフォームで相談。家族構成・年齢からはじまって、とにかく詳しく「カウンセリング・シート」を記入し、その際に提出。一回目の返信では「レッスンOK」だったのに、予約を取ろうと返事を出したら、「やはりうちでは治せないかもしれないので(言外に、「なんで私が咬む犬のレッスンなんてしなきゃなんないのよ!」というニュアンスでお断りあり)
トレーナーさんのおっしゃることはもっともだと思い、引き下がる。
7、横浜にある「ドッグスクール」ならギリギリ通えるかもしれないということで、連絡。
HPには、「家族を咬んだ犬を治した」というお客様の声があり、また自宅まで来て下さるということで、まずは規定の「4回レッスン」でお願いする。
「飼い主の意識を変える」ためにという一見ありがちな講義内容もちんぷんかんぷんでついていけず、2回目でギブアップ。
8、別のドッグススクールを見つけ、出張レッスンを依頼する。
「なるべく犬に咬まれることのないように、飼い主が最新の注意を払って接することで“咬む”という行為を忘れさせる(?)ようにする」という革新的なアドバイスあり。効果無し
ここで「預託訓練」という選択肢が初めて浮かぶが・・・「預託訓練に出すとトレーナーの言うことは聞くが、戻ってくれば元の木阿弥」という迷信と「トレーナーと私たちの違いがさらに顕著になりパワーアップしてしまったら、どうしよう」というためらいに断念。
“筋金入りの藁”のところに電話する前に、「飼い主も通う」という前提で“警察犬訓練所”を選択
9、比較的ご近所の“有名”な警察犬訓練所に、預託訓練をお伺いしようとしてお電話すると「その犬種のオスのそういう依頼は多いけれど、うちではやっていない。もし治せると言った訓練士がいたら、そいつは“嘘つき”だ。気を付けて飼ってください。」と断られ断念。
10、これまた比較的ご近所の警察犬訓練所にお電話すると「1~2か月の預託訓練で、その後は通ってのレッスンで、お引き受けできそうです」
OKを頂いたが、「1~2か月で、はたして治るだろうか」と迷っていたところで“筋金入りの藁”のところにたどり着きました。
11、11オピニオン“筋金入りの藁”の下にて只今リフォーム中。内装工事に入りました。来年初めには完成予定。・・・・・ってマンションかっ!?
キーワードは“ご近所” “しつけ教室”“有名”“警察犬訓練所”“カウンセリング”“利用者の声”・・・
わんこの問題行動を改善したいと思い、トレーナーの言うことに素直に従って一生懸命頑張ったオーナー様である。すべてオーナー様に責任を丸投げするようなシステム自体に問題があるのではなかろうか?確かに最終決断をするのはオーナー様である。選んだ自分が悪いと言われればそうかも知れない。
でもね・・・効果が期待できないとわかっていたら別の方法を教えてあげるのが“親切”っていうものじゃなかろうか?
オーナー様が悲鳴を上げているのに結果はどうあれ、手を差し伸べないのはプロと呼べるのだろうか?
“異議あり!!”
絶滅危惧種:中村信哉はどんなハードな仕事でも断わることなく、今日も咬みつくわんこと向かい合う。